

1907年にイギリスではじまり、100年以上続いているボーイスカウトですが、活動の始まりはご存知でしょうか?
こちらでは、ボーイスカウト運動がどのようにして始まったのか、少しでも知っていただけるようお伝えしたいと思います。
※本記事は千葉県連盟船橋第5団ボーイスカウトが運営しているサイトです。
ボーイスカウトを作った人物


ボーイスカウトの始まりは、1人の男性…ロバート・スティーヴンソン・スミス・ベーデン=パウエルさんから全てが始まります。
※以降、ロバート・ベーデン・パウエル卿
ボーイスカウト運動の創始者、ロバート・ベーデンパウエル卿は1857年2月22日にイギリス・ロンドン、ハイドパークの近くに生まれます。
19歳の時、イギリス陸軍の騎兵士官の騎兵士官候補生となり、ベーデンパウエルの軍人生活が始まりました。
その後1899年(シャーロック・ホームズの時代)、ロバート・ベーデン-パウエル卿はイギリスの軍人で、偵察と斥候術のスキルがとても優れ、国民的英雄として話題となっておりました。
1899年 ボーア戦争におけるマフェキングの包囲戦。南アフリカ・マフェキングで8000人以上の敵軍に217日間包囲され、これに対して極少ない手勢(2個大隊及びマフェキングの一般市民)で勇戦。この時、9歳以上の少年達をサー・エドワード・セシル少佐を司令官とした「マフェキング見習兵団」として組織。軍事情報の伝達、普通郵便の配達などの伝令業務と、当番兵、見張り役などとして重用した。少年達は徒歩、あるいは自転車を用いて任務を果たし、B-Pはその勇気と機知に感銘を受ける。
1900年 5月16日深夜から17日早朝にかけて、救援部隊がボーア軍の包囲を突破し、マフェキングが解放される。この軍功により史上最年少の陸軍少将に昇任。南アフリカ警察隊の創立に着手。帰国後、“マフェキングの英雄”と呼ばれ、国中から賞賛される。その後、英国は同戦争で勝利する。
引用: Wikipedia
しかし、1900年頃のイギリスでは人口増加や外国と争いで、青少年の心には荒廃が見られ犯罪に走る子どもが多かったとも言われています。

当時のイギリスでは、今の時代のように遊びが少なくスマホやネットがない時代…
青少年が犯罪に加担してしまうことが多かったと言われています。
ボーイスカウトが作られるきっかけ

42歳の時に書かれた軍人向けへの指南書『斥候の手引き』を出版し、そのうち10万部が学校で用いられ、当時青少年運動の手引書として、話題になっていることに気が付きました。
子供たちの健全な成長を願っていたロバート・ベーデン・パウエル卿は、軍人時代の斥候経験を活かした経験で改めて青少年向けの本に書き直しを始めました。

この時、陸軍中将として退役後、ロバート・ベーデン・パウエル卿は第2の人生を歩むことになります。
本を書き直す上で、自身の着想が正しいのかを確認するため、1907年に実験キャンプとして、ブラウンシー島で20人の子どもたちとともに実験キャンプを行います。
