ボーイスカウトでは小学校1年生から入隊でき、ビーバー隊と呼ばれる部門がございます!
服装も違うのに同じボーイスカウトなの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
こちらでは、ビーバー隊(小学1年生〜2年生の部門)がどんな活動をしているのか、少しでも知っていただけるようお伝えしたいと思います。
※本記事は千葉県連盟船橋第5団ボーイスカウトが運営しているサイトです。
ビーバースカウトってなんだろう?
ボーイスカウトと聞くと、ベージュの制服姿を思い浮かべるかと思いますが、中には水色の服を着て活動をしている小さなスカウトを見かけたりしませんか?
水色の服を着ている子を見かけるけど、同じボーイスカウト?
小さい子も、キャンプやボランティア活動はしているの?
ボーイスカウトでは、キャンプなどの活動が多いイメージかと思いますが、ビーバー隊の部門では野外での宿泊やキャンプ活動などは行いません。
アウトドアな活動ではなく、主にゲームやクラフトを通じて、集団行動の中で自然にやくそくや規律を学んでいくことが、ビーバー隊の活動となります!
遊びが主な活動ですが、遊びの中にも様々な教育目的を持って活動を行なっています!
ビーバー隊について詳しく
ビーバー隊は、ボーイスカウトのスタート地点とされております!
ビーバー隊は、ボーイスカウトで最年少の小学1年生から2年生を対象としたプログラムです。
小学校1年生の4月から2年生までの2年間の活動を行います。
ビーバー隊のねらいには、みんなと共に仲良く遊び、自然に親しみ、楽しみや喜びを分かち合う活動をメインとしております!
ビーバー活動にとっては「たのしい」ということが第一であり、全く難しいことは活動しておりません!
■活動のねらい
- 「みんなとともに仲良く遊ぶ」
- 「自然に親しむ」
- 「楽しみや喜びを分かちあう」
こちらが、ビーバー隊を活動する上での活動のねらいとなります。
ビーバー隊の活動では、上記のねらいを目指しながら、年代に合わせたゲームやクラフトを通じて、集団行動の中で「やくそく」や「きまり」を覚えていきます。
■ビーバースカウトのやくそく
- ぼく(わたし)はみんなとなかよくします
- ビーバー隊のきまりを守ります
■ビーバー隊のきまり
- ① ビーバースカウトは げんきにあそびます
- ② ビーバースカウトは ものをたいせつにします
- ③ ビーバースカウトは よいことをします
「なかよし」をキーワードに、学校が違うお友達と一緒に、みんなで楽しく遊びながら「集団」に慣れていく活動をします。
集団の中では、みんなで仲良く遊ぶために必要なルールを守ったり、順番を待ったりすることも、遊びを通じて自然と身についていきます。
※ビーバー隊に所属しているスカウト(子ども)はビーバースカウトと呼ばれます。
ビーバースカウト部門の歴史
そういえば、ビーバー隊はいつから活動しているの?
ボーイスカウト運動は1907年から始まり、100年以上の時が経ちますが、実はビーバースカウト部門に関しては、最近導入された部門となります。
元々ボーイスカウト運動が創立された1907年は、「ボーイスカウト」と呼ばれる部門があるだけでした。
この部門は11歳から18歳向けにプログラムで作られており、その後、世界各国にボーイスカウト運動が広まりました。
その後、11歳より下の年代や、逆に18歳より上の年代などの部門が徐々に作られてきました。
それから約63年後の1970年代に小学3年生未満の年代にも入れる部門が作れないかと研究が始まりました。
いくつかの国では実験段階を経て、ボーイスカウト運動の一部門に正式に採用されるようになったと言われております。
1970年代に、小学3年生未満の年代にも入れる部門が作れないかと研究が始まり、その後日本に導入されました。
ビーバー隊の日本への導入
日本では、1975年ごろからカブスカウト年齢未満児(小学3年より下のお子様)を
うちの子がまた、小学3年生未満ですがボーイスカウトに入隊できませんか?
と当時、多くの家庭から、小学1年生〜2年生も入団できないかと要望が多くありましたが、当時の日本では「ビーバースカウト部門」を取り入れていませんでした。
しかし諸外国で、小学3年より下のお子様の少年を対象としたプログラムが発足していることから、日本連盟も1975年より検討を開始が始まります。
1982年頃には全国で17個隊の実験隊を作り、さらに全国で183個隊の試行隊の結果…
1986年に正式に「ビーバースカウト部門」は日本連盟の組織として採用されました!
日本でビーバー隊は1986年ごろから始まった部門なのです!
ビーバー隊は女子も加入できます
ボーイスカウト活動は男子だけではなく、女子も参加できる活動です。
ビーバー部門では、1995年に女子も加入できるようになったと言われています。
ビーバースカウトという名称の由来について
1986年に始まったビーバー隊ですが、発足のため新しい部門づくりとして、このプログラムの名称を決めるため、次の考慮がありました。
- この年代の子どもたちにとって親しめる動物の名を取り入れる。ただしカブスカウト(小学3年生以上の部門)が用いている動物の名称とははっきり区分できるものであること。
- その名称は語感がよく、子どもにとって呼びやすく、覚えやすいこと。
- その動物の特徴が容易に想像がつき、形に表しやすいもの。
- かわいらしい動物であり、しかも、その動物の生態が教育上、相応しいものであること。
上記の考慮を踏まえながら、早くからこのプログラムに取り組み、それを確立したのがカナダのボーイスカウトになります。
カナダに生息し国民から親しまれている「ビーバー」を名称にしたと言われております。
その後、日本にも伝わり現在の「ビーバースカウト」と呼ばれる名称が生まれました。
千葉県船橋市でボーイスカウトを探している方へ
千葉県船橋地区にお住まいの方でボーイスカウトに興味がございましたら、是非ともお気軽にお問い合わせください!
千葉県船橋地区ではエリアごとに所属する団が分かれており、複数のボーイスカウトの団がございます。
団はボーイスカウト運動を行う上での基本単位となる団体です。
船橋地区では、「船橋1団」「船橋3団」「船橋5団」…など、エリアによって所属する団が変わります。
千葉県連盟ボーイスカウト船橋第5団(当団)では、
- 千葉県船橋市の北部
- 八木が谷
- 高野台
- 咲が丘
- みやぎ台
- 二和
- 三咲
- 金杉地域
を中心に活動をしています。
該当する地域、もしくは近い地域などにお住まいでしたら、お気軽に当団までご連絡お待ちしております。
ボーイスカウトを探している方へ
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